じめじめした季節は続きます。
こういう時期は、雨の中スーツやハイヒールを濡らして通勤する
サラリーマンを横目にゆったり部屋着でのんびり仕事、なんてゆーのを
イメージしていたわけですが、何もかもひとりでやらなければならないので
雨に濡れながら物件調査に出掛けたり、内見の下見に歩き回ったり
やけにずぶぬれになる機会が多いのが誤算でありました。
そうはいってもお仕事をいただけることには
雨に濡れようが雷が落ちてこようが感謝の気持ちしかありません。
今週は駅3分という、好立地のマンションのお預かりのお話があったので
物件を見つつ売主様のお話を伺ってまいりました。
マンションは築20年ちょっと経っているもののメンテナンスのされた
綺麗な建物です。間取りも人気のコンパクトな3DK。
売主様はお住まいの買換えを希望されているのですが
どうも買換える動機が弱い感じがして「ん?」と思ったのですが、
購入時の資料をすべてご用意して下さり、物件のご説明を伺っている間も
「売りたい」気持ちが感じられました。
ただ部屋の中が趣味やら独立したご家族の荷物やらでものが溢れていて
写真を撮るにも片付かないので写真は無理と。
今回の件はこの片付けのために3週間前からお約束していた日程でしたので、
この時にも「んん?」と。
この時に直観通りにもう少し深くお話を伺えば良かったのですが・・・。
「では早速広告しますね」とお別れし、翌日に公開したところ
価格が安かったこともありあっという間に買付を頂くことになりました。
売主様にご報告したところ「ダメ!売らない」の一点張り。
出たーーーーっ!そうですか。そうでしょうね↷
以前も契約直前で「やっぱり売りたくない!」と言い出したお客様がいらっしゃって
この時はもう椅子から崩れ落ちそうになるほどの衝撃が走った記憶がありましたが
今回はもう経験済みですからね。私も。お客様のお気持ちもよーくわかります。
そもそも売らなくていい状況ですもの!
お客様のご年齢や生活行動からも買い替える必要が見当たらない!
とはいえ、何かを変えたい。変えなければならない?という気持ち。
自分が亡くなったあとのご家族への思い。
ある意味、終活的なお考えもおありなのでしょう。
この先の自分の身の振り方にも迷いが感じられました。
大人になっても、揺れるもの。
お客様とは長いお付き合いをさせていただけそうです。
なにはともあれ、
ご迷惑をお掛けした業者様、本当に申し訳ございませんでした!
