
寒い寒い今年の冬は気のせいなのか、いつもより長く感じています。
特に九十九里での作業が思い通りに進まず、寒々しい、いずれ事務所兼居宅になる予定の廃墟にひとりでいると
本当に身も心も冷たくなっていく気がしてきます。
写真では廃墟感が伝わらないかもしれません。
何しろ、左写真は不動産会社がこの家を売る時に使った宣材写真ですから。これがw
10年ほど前に住んでいた人が
鳥を放し飼いにしていたのか、畳一面に
鳥の糞らしきものが落ちている謎の深まる
怖すぎる和室が2部屋。
シミだらけのすな壁、
サイズの全く合っていない怖すぎるカーテンは掛けられたまま…。
畳の下に何かが隠れているかも!という妄想が止まらない。

家全体を飲み込む勢いのツタ。
ツタって木の枝にカエルの手みたいな形の吸盤がついていて、けっこうがっしり壁に張り付いているので、力任せに引っ張ると塩害でボロボロになった家の外壁は
簡単に崩れるという恐怖の現実を知る。
知らずに壁のツタを引っ張ったら、あっさり崩れてきた外壁は、
拾い集めてコーキング剤をくっつけて悲劇は起こらなかったことに。(なったのか??)
こんないい加減な修繕でいいのかどうなのか。
いやいや、いいわけないけど仕方なし。
階段の風化して消えてなくなったしまった鉄の部分も、便利な硬化材をホームセンターで
発見して補修。 何とかなるのかな。まだまだ不安しかない。

