ある日は事務所となった土足入室のキッチンに段ボールを敷いて一泊した夜もありました。
トカゲのミイラが戸袋から出てきて、悲鳴より先に涙が出そうな日もありました。
畳が思った以上に重たくて女性一人ではどうしても運べない。
ましてや外階段から1階へ降ろすなんて、そりゃあ無理な話。
普段はほとんど役立たずの高校卒業直前の息子と15年も前に別れたきりの元夫に
涙を忍んでのお願いをすることに。
心よく快諾を頂きまして?そうとなれば気が変わらぬうちにと速攻でコキ使うことにw
あっという間に片づけてくれました。
力仕事はどうしたって男の人には勝てません。すごいすごいと感心しきり!
感心ついでに床張りもお願いしてみました。
びっくりびっくり。元夫は物つくりの才能があるのか、素人とは思えない器用さ、
プラス私にはない丁寧さで見事に1日かけて床を張ってくれました!
(感謝感激~!パチパチパチパチ...)

その後、触れるとボロボロと剥がれ
落ちる砂壁にシーラーを塗って、
クロスを張ります。
柱や天井にも下地を塗ってペンキ塗り。
おお、見事に部屋が出来上がりました!
寝具を設置したらもう住めます。
早速、簡易なベッドとカーテンをつけて
ひとりで3泊ほど泊まってみました。
なんだか雨が連日よく降って
とても寒い春の日でした。
雨音がさらに寂しさせて心細い夜でした。
そこへびっくりするほど大きな雷がひとつ
どっかーん!!
これは新生活スタートの打ち上げ花火の音だと
言い聞かせて眠りにつきました。案外よく眠れました。とりあえず一旦、東京に帰ろう・・・。